『カービィのエアライド』を振り返る:あの“シティトライアル”が残した伝説と、新作『カービィのエアライダー』への期待

ゲーム

以前の記事でリマスターのお話をしていましたが、今回も昔に自分がハマったゲームについてお話をしようかと思います。

2003年7月11日。
任天堂ゲームキューブで発売された『カービィのエアライド』は、
“カービィでレース?”という衝撃的なコンセプトで話題になりました。

当時、すでに任天堂のレースゲームとしては「マリオカート」が流行っており、新しく任天堂からレースゲームが出ることにびっくりしたことを子供ながらに覚えています。

操作は驚くほどシンプル。
ほとんどの操作を「Aボタンひとつ」で完結できる設計は、
当時のレースゲームとしてはとても珍しいものでした。

そして20年以上経った今、シリーズ最新作『カービィのエアライダー』の発売が目前に迫っています。
当時を知るプレイヤーも、これから初めて触れる人も、
あの名作がどんなゲームだったのか、改めて振り返ってみましょう。

カービィのエアライドとはどんなゲーム?

『カービィのエアライド』は、HAL研究所が開発したアクションレースゲームです。
プレイヤーはカービィを操作し、「エアライドマシン」と呼ばれる乗り物でコースを駆け抜けます。

ゲームモードは3種類。

  • エアライド:スタンダードなレースモード。
    コースを走り、タイムや順位を競うオーソドックスな形式です。
  • ウエライド:見下ろし型のコースで遊ぶ、短時間パーティ向けモード。
    操作もテンポも軽快で、家族や友達と盛り上がれるタイプです。
  • シティトライアル:この作品の代名詞ともいえる自由度の高いモード。
    広大な街を走り回り、時間内にパーツやアイテムを集めてマシンを強化し、
    最後に行われる「ランダム決戦」で勝負します。

このゲームをやったことのある人は誰しも思うこととして、カービィのエアライドは「レースゲーム」と言われているものの、実際に遊んでいるのはほとんど「シティトライアル」だったのではないでしょうか。
このシティトライアルが、後に「伝説のモード」と呼ばれるほど人気を集めました。

シティトライアルが“伝説”になった理由

シティトライアルの魅力は、「自由に遊べること」。

マップのどこに行ってもよく、
自分の好きなように探索しながらマシンを育てていく感覚は、
レースゲームというより“冒険”に近いものでした。

途中で発生するイベントも魅力のひとつです。
町中に隕石が落ちてきたり、駅が燃えていたり、同じアイテムばっかり出たり、
アイテムが柔らかくなってずっと弾んでいたり、カービィシリーズおなじみの怪鳥“ダイナブレイド”が出現して全員で討伐に向かったり、突然「ドラグーン」や「ハイドラ」のパーツが出現して奪い合いが始まったり――
言い出すときりがないのですが、毎回プレイするたびに違う展開が生まれます。

この“毎回プレイするたびに違う展開”が、友達同士の盛り上がりを作り出してくれました。
そして最後の決戦で勝っても負けても、もう一回遊びたくなる。
そんな魔法のようなサイクルが、このモードの一番の魅力だったと思います。

発売当時の評価と、今再び注目される理由

調べてみたところ、当時のファミ通レビューでは 34/40点
評価としては決して低くありませんでしたが、
「操作がシンプルすぎる」「コース数が少ない」といった声もありました。

一方で、「BGMの完成度」「グラフィックのやわらかい雰囲気」「シティトライアルの面白さ」は高く評価され、
特に“友達と集まって遊ぶ”楽しさが強く印象に残ったプレイヤーが多かったようです。

そして現在、SNSや動画配信を通じて再び脚光を浴びています。
「今遊んでも面白い」「このシティトライアルが今のオープンワールドの原点では?」という声も。

発売から20年を経ても、いまだにファンの心を掴んで離さない――
それこそが『カービィのエアライド』が“伝説”と呼ばれる理由かもしれません。

※個人的な話ですが、カービィのエアライドはゲームよりもBGMのほうが評価されてもいいのではないかと思っています。当時自分も見ていたNHK教育テレビの「クインテット」に出演されていた宮川彬良さんが作曲された曲がいくつかコースに採用されており、未だにその曲を口ずさむことができるくらいにいい曲ばかり作られていたのでとても印象に残っています。

『カービィのエアライダー』に期待したいこと

そしてもうすぐ登場する新作『カービィのエアライダー』。
今の時代にどう進化するのか、多くのファンが注目しています。

特に期待されているのは、やはりシティトライアルの再現です。
あの自由な探索とドラマチックな展開を、
現代のグラフィックとオンライン環境で味わえるのか――想像するだけでワクワクしますね。

また、ワンボタン操作の“簡単さ”を残しつつ、
スキル差が出るような奥深さが加わるのではという期待もあります。
カービィらしい「やさしさ」と「カオス」が共存する世界を、もう一度感じたいところです。

まとめ:懐かしさの先にある、新しい風

an old tv sitting on top of a wooden table

『カービィのエアライド』は、
ただのレースゲームではなく、“体験型の遊び”でした。

友達と笑い合い、偶然が生んだドラマを共有しながら、
気づけば何時間も遊んでいた――そんな記憶を持つ人も多いはずです。

次の『カービィのエアライダー』では、
その原点を大切にしつつ、新しい時代の「走る楽しさ」を見せてくれることでしょう。

また、あの街で会おう。
そして今度は、もっと広い世界へ――。

🎮 おまけ:当時のちょっとした小ネタ

  • 開発はHAL研究所。ディレクターは『スマブラ』でおなじみの桜井政博氏。
  • 実は開発初期はニンテンドー64向けとして企画されていた。
  • BGMの一部は『スマブラDX』にも使用されている。
  • 人気マシンは「ウィングスター」「ワゴンスター」「デビルスター」など。
  • シティトライアルでドラグーンやハイドラを完成させた瞬間の盛り上がりは、今でも語り草。

コメント

タイトルとURLをコピーしました