【感想】skate. — skate3経験者が“嬉しさ”を抱えつつ期待すること

ゲーム

長年待っていたシリーズの新作が出てくれたこと自体が単純に嬉しい。私もskate3をすり減るほど遊んだ一人として、「帰ってきた!」という気持ちでコントローラーを握ったのが正直なところ。この記事では、昔にskate3を遊んでいた自分の目線で新作 skate. を2週間プレイして感じたことを、ポジティブな期待を込めて整理していきます。


まず公式からの情報を確認

  • Early Access(早期アクセス)でのローンチ:skate. は 2025年9月16日に早期アクセスでリリース。
  • プラットフォーム:PlayStation 4 / 5、Xbox One / Series、PC(Steam / Epic / EAアプリ)で展開。
  • 常時オンライン(オフラインモードなし) の設計が明言されています。開発チームは「街が常に進化する設計」のためと説明。※
  • ビジネスモデル:基本プレイ無料で、ゲーム内で使用できるものを有料アイテムとして販売される方針。※
    Electronic Arts Inc.

これらを踏まえつつ、skate3から続く“プレイヤー視点”での比較を書いていきます。


skate3から「変わらない」と感じる良さ

操作感について

当時、私はskate3をPS3でプレイしていたため、今とは違いキーボードとマウス(いわゆるキーマウ)ではなくコントローラーでskate3をプレイしていました。今回のskate.はPC環境もあるのでSteam版でプレイをしていますが、PS3で培った“指先で滑る感覚”を活かしたくて、今回もコントローラーでskate.をプレイしています。

ゲームをプレイしていて、昔と同じように完璧に動かせるかと言われるとそうではないのですが、「手に馴染む感触」があるから、あの頃と同じように楽しむことができています。

またしばらくゲームをプレイしてみて、慣れてきたらキーマウでもプレイしてみようと思います。

何も考えずに滑る楽しさ

目的を追うよりも、街を適当に放浪しながら遊ぶ楽しさは健在。ストリートでスケボーが乗れそうな場所を探して自分のリズムで滑るだけで満たされる時間があり、skate3でよかった要素がそのまま残っている印象でした。


新作で「進化」しているところ(ワクワクする点)

マルチプレイヤー/コミュニティ寄りの作り

プレイヤー同士が同じ街で交流できる設計なのは面白いと思いました。前作まではオフラインでプレイしていたこともあり、他のプレイヤーと関わることが一切なかったので、今回のようなシーズン制やイベントでコミュニティが育っていくと、ただのオフラインプレイ以上の楽しみが生まれやすいと感じました。

行動の広がり(ボードを離れる動きなど)

今作からボードを降りて歩いたりするだけでなく、壁を登ったりすることができるようになりました。アクションの中にもパルクールの要素が入っているなど、前作よりも操作の自由さがマップの遊び方を増やしているなと感じました。

見た目・表現の洗練

グラフィックは綺麗になり、表現としての幅が広がったように思います。単にPS3からPCにプラットフォームが変わったからそう感じるだけかもしれません。ただ、少なくともフレームレートが上がったことでより動きが細かく見えるようになったり、町がより綺麗に見えるようになったことで、より豊かな表現ができるようになったのではないかと感じました。


気になる点(でも批判ではなく“改善期待”として)

ここは「不満の羅列」にはせず、今後に期待するポイントとしてまとめるよ。

1) 常時オンライン設計のリスク

オンライン専用はコミュニティの熱を高める一方、サーバーが不安定だと遊べなくなるリスクがあるなと感じました。実際ローンチ時には接続問題が出ていて、これが続くと「プレイするために待たされる」ストレスが生まれてしまうのではないかと感じてしまいます。運営のインフラ強化と、万が一のときの救済(メンテ予告やコンテンツ保障)があればいいなと思います。

2) マップの“密度感”と雰囲気

広いマップは気持ちいい反面、人やオブジェクトの密度が低く、『街の空気感』が薄く感じる場面があります。自分でオブジェクトを置いて障害物にすることもできますが、skate3の「ちょっと雑で賑やかな」雰囲気をどう再現するかが今後のアプデに期待するところかと思います。

3) バランスの微調整(歩行やパルクールとの速度差)

現時点で「歩いたりジャンプした方が速い」みたいな報告がX上でも上がっており、滑ること自体の魅力が削がれかねない場面もあります。特に自分が見た記事だと、スケートで滑るよりもコロコロ転がって進む方が走るよりも早かったりするときもあります(実際試してみて確かに早かったり、これはこれで見た目が面白くて悪くないんですけどね)。トリックの魅力を最大化するために、移動手段ごとの速度バランス調整があればよりスケートボードに乗って移動する機会が増えていくんじゃないかと思います。

4) Early Accessらしい未完成感

早期アクセスだから仕方がないものの、「まだ揃ってない部分」をいつ修正・追加するのかきちんとロードマップで示してほしいと思いました。オンラインで今後もやっていくというなら、自分はアプデ内容に一喜一憂するのもゲームの楽しさだと思っています。そのあたりも含めて先の見通しがあればいいなと感じました。


SKATE3ファンとしての“愛ある要望”リスト

ここからはファンの立場で、ぜひ入れてほしい・直してほしいポイントを期待込みで記載してみます。

  1. Hall of Meat 的なバカ要素を一つ入れてほしい
    — むしろなぜこれを失くしてしまったのか…。転倒やクラッシュで笑える演出があったskate3だったのに、skate.では「ただの綺麗なスケート」になってしまったので、できればダメージを受けたときのあの「馬鹿さ加減」を復活させてほしい。
  2. 街の“荒さ”を残してほしい
    — きれいさもいいけど、スケートの泥臭さや即興性を感じられる汚れたスポット、壊れた手すり、隠しラインみたいなのを増やしてほしい。
  3. もっとカルチャー色を前に出してほしい
    — ローカルなスケートショップ、BGMの選曲、プレイヤーが作るスポット文化など「スケートを取り巻く文化」が見えると嬉しい。
  4. できればガチャ文化を控えめに
    — オンラインで無料で遊べる以上、こんなことを言ってはいけないことくらいわかっているけど、できればガチャに全力は注がずコンテンツに力を入れてほしい。ガチャ要素はおまけで、もっとskate3にはなかった新しいコンテンツをドンドン増やしてほしい。
  5. バグは直すな!
    — 何を言っているかわからないと思うが、古のskateファンなら言っている意味が分かると思う。正直、skate3時代にはめちゃくちゃなバグ(超加速やごみ箱バグなど)がたくさんあり、むしろそれを楽しんでいた人たちも多かったはず。今回もすでにバグが見つかっているみたいで、自分も落下アクションのミッションクリア後に、なぜかジャンプマーカーがミッション終了後も永遠に消えない(再起動すると消える)バグに遭遇するなど、すでに前作の片りんが見えている。ただ、個人的にはそういったバグもskateの醍醐味だと思っているので、よっぽどゲームシステムに影響しない限りはバグは残してほしい。

まとめ:今は“始まり”で、これからが本番

skate3を当時から楽しんでいた自分が言いたいのは、今のskate. は「完成形」ではなく「始まり」の空気が強いということです。なので、粗も見えるけれどそれを許容しつつ、運営とコミュニティが一緒に育てていける余地があるなら自分は素直に応援したいと思っています。本当に本当に新作を出してくれただけでもありがとう、という素直な感謝をまず伝えたいです。

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