🧸叱ることが正しいのか悩む日々|パパとしての葛藤と向き合い方をリアルに語る【子育て体験談】

育児

最近上の娘が1歳9か月になり、言葉だけではなく行動もできる内容がかなり多くなってきました。中には成長を感じるものもあれば、マナー的に良くないこともあり、そのたびに怒ってばかりの日々が続いています。今日はそんな「叱ること」について自分の考えをまとめてみようと思います。最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

🧸 子どもを叱るたびに感じる“もやもや”

a man holds his head while sitting on a sofa

子どもがまだ小さいうちは、何をしても「かわいいな」と思える瞬間が多いです。けれど、少しずつ自我が芽生えてくると、こちらの思い通りにいかないことも増えてきます。「なんで言うことを聞いてくれないのだろう」「どうして同じことを繰り返すのだろう」と、イライラしてしまう瞬間は、誰にでもあると思います。

私自身も、まさにその“もやもや”をずっと抱えていました。ある日、娘がごはん中に机の上に足をのせて遊ぼうとしたとき、つい感情的に大きな声を荒げてしまいました。びっくりした顔の娘を見た瞬間、胸がギュッと締めつけられました。「叱った自分が悪いのか、叱らないといけないのか」その答えがわからず、心の中にモヤが残ったままでした。

💡 つい強く言ってしまう瞬間

その後も同じようなことが何度かありました。「早く支度して」「まだおもちゃ片付けていないでしょ」日常の小さな場面で、つい“急かす”ような言葉を使ってしまいます。しかし、叱ったあとには、いつも後味が悪くなります。「もう少し優しく言えたのに」「本当は、伝えたかったのは“怒り”ではなく“思いやり”だったのに」「叱るんじゃなくて一緒に確認しながらやるべきだったのかな」そのように、自分にがっかりすることがありました。

💡 「叱る=愛情」ではないと気づいたきっかけ

ある夜、寝かしつけのあとに妻が私に「怒ること自体が悪いわけではないけれど、“伝わっているか”が大事なんじゃない?」その言葉にハッとしました。私はずっと、「叱る=しつけ=愛情」と思っていました。しかし、それは“自分の気持ちを整理できていないまま出した反応”に過ぎなかったのかもしれません。

🧸 葛藤の背景にある“親としての焦り”

子どもが思い通りに動かないとき、頭の中ではわかっていても、「今ちゃんと教えておかないとダメになるのではないか」という焦りが出てきます。今ここで教えておかないと保育園や外の施設でも同じことをやってしまうのではないか、その焦りが、“叱りすぎ”の原因になっていました。

💡 「ちゃんと育てなきゃ」というプレッシャー

育児は、“周りの目”も気になります。公園で他の子どもがきちんと挨拶できているのを見ると、「うちの子はまだできていないな」と焦ることがあります。もちろん、まだまだ娘は幼いし人見知りをしてしまう年ごろなので出来ていなくても問題ないと頭では理解しているのですが、SNSで“理想のパパ像”を見かけると、「自分はまだまだだ」と落ち込むこともあります。完璧を求めすぎると、自然と子どもにも厳しくなってしまいます。本当は「うちの子のペースでいい」と思いたいのですが、心のどこかで“比較”してしまうのです。

💡 自分が親にどう育てられたかを振り返る

あるとき、ふと自分の子ども時代を思い出しました。私の親も、よく叱っていました。しかし今思えば、それは「愛情表現のひとつ」でした。大人になった今、その意味がようやくわかります。だからこそ、自分も“ちゃんと叱らなきゃ”とどこかで思っていたのかもしれません。けれど時代も環境も違います。昔の“正解”が、今の“正解”とは限らないのです。そのギャップが、私の中の葛藤を大きくしていました。

🧸 後悔から学んだ、叱り方の変化

感情のままに叱っても、子どもは萎縮するだけです。それに気づいてから、少しずつ自分の“伝え方”を変えるようにしました。たとえば、すぐに叱らず、一呼吸おくことです。そして「何がいけなかったのか」を冷静に伝えるようにしています。

💡「伝える」ことを意識した声かけへのシフト

以前は「○○しちゃダメでしょ」と否定から入っていましたが、今は「どうして○○したの?」と質問から入るようにしています。そうすると、子どもが自分なりに理由を話してくれます。中には「ママを驚かせたかったの」という可愛い答えもあります。その理由を聞いてから注意すると、お互いの気持ちがぶつかりにくくなります。“叱る”から“伝える”に変えるだけで、空気がまるで違います。

💡 感情をコントロールするために意識していること

私が意識しているのは、「その場で怒らない勇気」です。どうしてもイラッとする場面では、一度その場を離れるか、深呼吸をしてから話します。それだけでもだいぶ冷静になれます。そして、寝る前に「今日はこういう言い方でよかったのか」と振り返ります。完璧でなくても、少しずつ前進できれば良いのです。そう思うことで、自分の気持ちも少しラクになります。

🧸 同じように悩むパパ・ママへ伝えたいこと

💡 「完璧な親」ではなくてもいい

子どもは、親の表情や声のトーンにすぐ気づきます。だからこそ、いつも笑顔でいたいと思いますが、実際はそんな余裕ばかりではありません。怒ってしまう日もありますし、落ち込む夜もあります。しかし、それで構わないのです。完璧な親より、“一生懸命悩んでいる親”のほうが、子どもにとってずっとリアルで優しいと思います。

💡 子どもと一緒に成長するという考え方

私が気づいたのは、「育児は育自」ということです。子どもを育てながら、自分も人として成長していきます。叱ることに悩むのは、それだけ子どもを大切に思っている証拠です。焦らず、失敗しても、また笑ってやり直せばよいのです。そうやって少しずつ、親も強く優しくなっていきます。

🧸 さいごに

この記事を書きながら、改めて自分の言葉を整理してみました。「叱る=悪」ではなく、「優しくする=甘やかす」でもありません。大事なのは、“気持ちを伝えようとする姿勢”です。もしこの記事を読んでくださっている誰かが、今日ちょっとだけ子どもに優しくなれたのであれば、それだけで、書いてよかったと感じます。

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