以前、「忙しい日常を忘れる冒険へ。シングルプレイRPGの魅力とおすすめタイトル」という記事の中で、ペルソナ5(ペルソナ5 ザ・ロイヤル)にあまりにもハマりすぎたという内容を記載していました。
スタイリッシュなビジュアル、緻密に作り込まれたシナリオ、そしてゲーム全体を貫く独自の世界観により、僕のようなRPGファンだけでなく普段あまりゲームをしない層からも支持を集めています。
本記事では、ペルソナ5(およびその完成版とも言えるペルソナ5 ザ・ロイヤル)について、
・どんな点がおすすめなのか
・キャラクターの魅力
・UIやBGMといった演出面の完成度
といった観点から、初めて触れる人にも分かりやすく紹介していきます。
ペルソナ5(ペルソナ5 ザ・ロイヤル)とは?
『ペルソナ5(PERSONA 5)』は、アトラスが開発・発売したRPGで、2016年にPlayStation 3・4向けにリリースされました。プレイヤーは東京の高校に通う“怪盗団”の一員となり、日常生活と“心の世界”での異世界バトルを両立させながら、社会の歪みと戦う物語を体験します。
さらに、追加要素を多数加えた“完全版”にあたるタイトルとして『ペルソナ5 ザ・ロイヤル(P5R)』が2019年に発売されました。このロイヤル版は元の作品の核となる物語やシステムを維持しつつ、ストーリー・キャラクター・遊びやすさが大幅にブラッシュアップされています。
現代日本を舞台にした分かりやすくも奥深いゲーム内容
ペルソナ5の大きな特徴のひとつが、「現代日本」を舞台にしている点です。物語は、主人公が東京の高校に転校してくるところから始まります。プレイヤーは高校生として日常生活を送りながら、裏では“心の世界”に存在するダンジョンを攻略していくことになります。
この「日常パート」と「非日常パート」の切り替えが非常に分かりやすく、RPGに不慣れな人でも自然にゲームに入り込める構成になっています。一方で、物語のテーマは大人社会の歪みや理不尽さといった現実的な問題を扱っており、単なる学園モノにとどまらない深みも持っています。
また、1日の行動を自分で選択するシステムも特徴的です。放課後に誰と過ごすか、能力を伸ばすか、ダンジョン攻略を進めるかなど、プレイヤーの選択によってゲーム体験が変わります。この自由度の高さが、プレイする人それぞれに異なる思い出を残してくれます。
戦略性とテンポを両立したバトルシステム
ペルソナ5のバトルは、『ペルソナ3』、『ペルソナ4』と同じくターン制コマンドバトルを採用しています。一見するとオーソドックスですが、敵の弱点を突くことで行動回数が増える「1MORE」システムにより、テンポの良い戦闘が実現されています。
弱点を突けたときの爽快感や、連続して行動できる気持ちよさは、この作品ならではの魅力です。さらに、仲間との連携による総攻撃など、戦闘演出も非常にスタイリッシュで、単調になりがちなコマンドバトルの印象を大きく覆してくれます。
難易度設定も複数用意されているため、ストーリーを中心に楽しみたい人から、歯ごたえのあるバトルを求める人まで幅広く対応しています。
魅力的なキャラクターが物語をより深くする
ペルソナ5が多くのファンを惹きつけている理由のひとつが、個性豊かなキャラクターたちの存在です。主人公の仲間となるキャラクターは、それぞれ明確な背景や悩みを抱えており、物語が進むにつれて人間的な成長を見せていきます。
単なる「仲間キャラ」にとどまらず、一人ひとりが物語の重要な軸を担っているため、自然と感情移入しやすい構成になっています。また、仲間以外の登場人物についても、善悪が単純に分けられない描写が多く、ストーリーに厚みを与えています。
キャラクター同士の掛け合いや日常会話も丁寧に作られており、長時間プレイしても飽きにくい点は大きな魅力と言えるでしょう。

私の推しキャラクターは裏で怪盗団を支えてくれる武見妙先生です。
他のゲームと一線を画すUIデザイン
ペルソナ5を語る上で欠かせないのが、圧倒的に洗練されたUIデザインです。メニュー画面や戦闘画面に至るまで、赤・黒・白を基調としたデザインが統一されており、操作するだけで作品の世界観を強く感じられます。
通常、UIは「見やすさ」だけが重視されがちですが、ペルソナ5では「演出の一部」として機能しています。それでいて実用性も高く、情報量が多い場面でも直感的に操作できる点は特筆すべきポイントです。
このUIの完成度の高さは、ゲームデザインの参考例として語られることも多く、他作品と比較しても非常に印象に残る要素となっています。

これまでに遊んだゲームの中でも、ここまで派手でおしゃれなUIは珍しく、強く印象に残りました。
耳に残るBGMがゲーム体験を引き上げる
BGMの評価が非常に高い点も、ペルソナ5の特徴です。ジャズやポップスを基調とした楽曲が多く、戦闘中や街中、イベントシーンごとに雰囲気に合った音楽が流れます。
特に戦闘曲は何度も聞くことになるにもかかわらず、飽きにくくプレイヤーの高揚感を自然に高めてくれます。BGMが単なる「背景音」にとどまらず、ゲーム体験の質そのものを押し上げている点は、この作品の完成度の高さを象徴しています。なお、あまりにも曲が良すぎた影響で、つい最近「ペルソナ5 スペシャル・ビッグバンド・コンサート」というペルソナ5のライブも行われていました。
また、自分の中でよかったBGMをいくつか紹介しようと調べていたのですが、考えれば考えるほど数を絞り込むことができなかったので、絶対に紹介したかった「Life Will Change」という曲だけは紹介させていただきます。この曲はとある場面でのみ流れるようになっており、軽快なギターとオルガンが曲を引っ張っていく非常にノリのいい楽曲となっています。通常のボーカルVer.のほかにインストVer.も作中では使われており、ボーカルVer.の歌詞は怪盗団の信念を体現したかのような熱いものとなっているのも魅力的です。正直、ガチファンの方からすると安直すぎないか?と思われるかもしれませんが、ガチファンの自分から見てこれを超えるBGMがないと思ったので今回は紹介させていただきました。
アトラス公式が「【『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』リマスター版発売記念】 DJモルガナオススメ楽曲ベスト30」という神BGMをランキング形式でまとめた動画も公開していますので、ぜひこちらもご覧ください。

これからペルソナ5を始める人へ
ペルソナ5(ペルソナ5 ザ・ロイヤル)は、ストーリー・キャラクター・システム・演出のすべてが高い水準でまとまったRPGです。長編作品ではありますが、その分じっくりと世界観に浸ることができ、プレイ後には強い満足感を得られるでしょう。
RPGが好きな人はもちろん、これまであまりRPGを遊んだことがない人にもおすすめできる作品です。スタイリッシュで遊びやすく、それでいて考えさせられるテーマを持つペルソナ5は、今から遊んでも十分に価値のある一本と言えるでしょう。



コメント